はなの戯言

ひねくれ者はなかなか前に進めない。

エンディングノート

まだ必要ない
そんなふうに感じるかもしれない
でも、その時は思ってもないタイミングにおこるのかもしれない

まず真っ先に取り掛かかったのはお金に関する事
ノートに書き初めたくても、カードや通帳の管理が乱雑すぎて、めまいがする。引落口座も複数になってる。勤務先が変わるたびに増えていく取引銀行。もう入金されない口座など、今まで見ないふりのそれらがどっさりと…
保険の種類や内容、証券のありかにネット型ならパスワードなど
他にも、私だけが管理してきたたくさんの雑務
20年以上夫婦でいるとなんとなくの分担が決まってくるから、厄介だ

数秒違っていたら
私が帰って来れなくなったら
夫はこれらをどうしたんだろう

そんなことを考えるとゾッとする

いつ伝えられなくなるかなんて…わからない

間に合ってよかった

今こそ伝えなきゃいけない事を整理しよう

財産なんてないし
まだアラフィフ、人生長いし
大袈裟なことしたくないし、と
やらない理由ばかりが先行していた

遺言と思うとハードルは上がるけど
申し送りと考えるなら必要度は増す
次に携わる人に迷惑はかけられない

物や人や想いや願い
こうしてほしい
こうしたかった
内緒にしていてごめんなさい
書く事はお金だけじゃないのかも…

私には必要ないアイテムと思っていたけど
これからは仲良くしようと思う
一度きりじゃなくて、そう手帳や日記のように
事務的な事は都度更新しなきゃいけないし
想いもどんどん増えてくる
向き合い続けたら死生観も変わってきたような気がする

暇な時間も悪くないのかもしれない